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とは、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用不足によって
、
慢性的に血糖値が上昇している病気です。
前の晩から何も食べずに朝食前にはかった血糖値(空腹時血糖)が
126mg/dL以上であったり
(正常は110mg/dL未満、100mg/dL以上は注意が必要)
食事の有無にかかわらず任意の時間に採血した血糖値が200mg/dL
(正常では食事をして1~2時間後でもほとんど140mg/dL未満)
であれば糖尿病が疑われ、詳しい検査が必要です。
。
糖尿病やその予備群でも、初期には空腹時血糖値はほぼ正常値であることが
少なくなく、空腹時血糖値だけを測定する従来の多くの健康診断では、
いわゆる「隠れ糖尿病」やその予備群が見逃されがちでした。
本年度からはじまった特定健診では、HbA1Cを測定することが推奨されており
、
糖尿病の診断率が向上することも期待されています。
糖尿病には、大別すると、インスリンを産生する膵臓のβ細胞が破壊されて
インスリンを注射しないと生存できない1型糖尿病と、
インスリンの分泌が少ないなどの遺伝的な素因に加えて、
過食や運動不足などによる肥満が引き金となって
インスリンの作用が低下することによって起きる2型糖尿病があり、
後者が糖尿病全体の90%を占めています。
2002年わが国の糖尿病患者は740万人で、
50年前と比べると30倍以上増加していますが(図1)、
これはおもに肥満のまん延などによる2型糖尿病の増加によるものです。
高血糖が持続していても、よほど高値にならない限り自覚症状は少ないのですが
、
恐ろしいのは適切な治療を受けないまま数年以上経過すると、
しばしば、いろいろな臓器に障害(合併症)が起きてくることです。
ことに、
1、 視力低下につながる網膜症(中途失明の原因の第2位)、
2、腎臓の機能低下を起こす腎症(透析導入の原因の第1位)、
3、手足の感覚低下やしびれなどを引き起こす神経障害
(足の切断などにいたる壊疽の原因にもなります)
糖尿病に特徴的な合併症です(図2)。
4、心筋梗塞や脳卒中などの大血管合併症は、
5、これに加えて血圧(大血管合併症や腎症)
6、コレステロール(大血管合併症)を十分コントロール
それほど糖尿病が悪化していない状態や予備群の状態でも進行します。
いずれの場合も良好な血糖コントロール(少なくともHbA1C6.5%未満)を
保つことが大切ですが、
このためには、適切な食事療法と、心臓などに病気がなければ、
運動療法がすべての人に推奨されます。
ことに肥満がある場合には、減量によって内臓脂肪から放出される
悪玉アディポカイン(メタボリックシンドロームの項参照)を
減少させることが重要です。
それでも血糖のコントロールが良好にならないと、
経口薬やインスリン注射などその人の状態に合った薬物療法が必要になります。
糖尿病は、一度かかると治るということがありませんので、まず予防が第一です
。
ただし、もし糖尿病になったとしても、食事・運動・(必要なら)服薬など
自分自身をコントロールしていくことで、
健康な人と変わらない長寿を保つことが可能な病気です。根気よく頑張りましょ
う。
善玉アディボネクチンホルモン と悪玉 アディボカインを知ってください
植木浩二郎(東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科 准教授)


本職の方の写真をチョイスしてきました。上の写真が俺様のヘボイ腕でございます。
別名:キセンギク(貴船菊),キブネギク(貴船菊)
花期:秋
白く見えるのは花ではなく,萼です。花(萼)が散った後,黄色くて丸いものが残っているのもおもしろいです。
葉は根本に大きいのがあり,花をつける茎には小さな葉しかありません。
これを食することにより、肥大化した脂肪細胞が普通のサイズになりアディポネクチンホルモンが
増産されたら嬉しくないですか?
やせた脂肪細胞が普通のサイズになりアディポネクチンホルモンが増産されたら?????
アディポネクチンホルモン
の値を健康な100歳の方66人と・・健康な20代の方と比較した所
健康な100歳の方の方が二倍多かったそうです。
年齢別に比較した所 年代別に増えていっているのです。
つまり、アディポネクチンホルモンが多い方が生き残っているということです。
アディポネクチンホルモンは
体のメンテナンスをしてくれているのです。
1、血管が傷つくと修復してくれて。
2、コレステロールを食べるマクロファージに
そんなに食べると肥満になるよ、と諭し。血管内のプラークをなくす。
3、血圧が上がると、血管を広げ。
4、糖尿病と深く関係するすい臓をなだめインシュリンを出して
くれないと血管が傷だらけになるよと教え
5、肝臓にそんなに栄養を貯めすぎると、脂肪細胞が太るから
体が重くなり、足腰に負担になるから、尿や便で早く
体の外に出しましょうねと諭す
まだまだ、良い働きをしてくれているのです。
続く

「真皮ヒアルロン酸合成促進作用」を発見
カネボウ化粧品・基盤技術研究所は、
脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」が、
真皮におけるヒアルロン酸合成を促進することを発見しました。
脂肪細胞とは、内臓脂肪または皮下組織といった、脂肪組織を構成する細胞です
。
今回の成果は、従来、美肌との関わりが明確でなかった
脂肪細胞由来の分泌因子が、真皮のヒアルロン酸合成において
重要な役割を担っている可能性があることを示しています。
今後、皮下組織と真皮の相互作用に着目した研究を深めることで、
新たなスキンケア、ヘルスケアの提案を目指します。
「アディポネクチンとは・・・」
従来、脂肪組織は
エネルギーの貯蔵や組織保護を担う組織であると考えられてきました。
しかし脂肪組織の役割はそれだけでなく、
内分泌器官として様々な生理活性因子を分泌し、
生体の恒常性維持に深く関与していることが近年の研究でわかってきました。
その中でも脂肪細胞が特異的に分泌するアディポネクチンは、
肝臓や骨格筋の脂肪酸燃焼や糖の利用を促進し、
エネルギー代謝において重要な役割を担っていることが明らかにされています。
さらに肥満によるアディポネクチンの減少が、糖尿病、高脂血症、高血圧を
惹起する原因のひとつであることが報告され、
メタボリックシンドローム改善のための
重要なターゲットとしても注目されています。
「アディポネクチンの皮膚機能への着眼」
皮下組織は主に脂肪細胞で構成されており、
アディポネクチンを分泌することが知られています。
そこでカネボウ化粧品では、皮膚におけるアディポネクチンの
役割や機能について研究を開始しました。
まず、アディポネクチンに対する受容体の発現を、
皮膚の表皮細胞や真皮線維芽細胞で調べたところ、
いずれの細胞においても遺伝子レベルで発現していることを確認しました。
このことから、皮膚でもアディポネクチンが
何らかの機能を発揮していることが予想されました。
次に、皮下組織を除いた皮膚にアディポネクチンが存在するかを調べたところ、
表皮細胞や真皮線維芽細胞ではアディポネクチンを作らないにも関わらず、
アディポネクチンの存在を確認することができました。
このことは、アディポネクチンが皮下組織または血液から皮膚へも
供給されていることを意味しています。
「アディポネクチンは真皮線維芽細胞のヒアルロン酸合成を促進する」
ヒアルロン酸は水分を保持する能力が非常に高い高分子多糖で、
皮膚に多量に存在しており、肌のみずみずしさ、ハリ、弾力性に
深く関わっています。
アディポネクチンが皮膚に及ぼす影響に関して、
今回、皮膚に豊富に存在するヒアルロン酸に注目して検討を行いました。
その結果、アディポネクチンは真皮線維芽細胞のヒアルロン酸合成を促進する
働きがあることを発見しました。
さらに、3種類報告されているヒアルロン酸合成酵素(HAS1、2、3)遺伝子のうち
、
主にHAS2遺伝子の発現を増加させることで
ヒアルロン酸合成を促進していることもわかりました。
今回の研究成果は、脂肪細胞由来アディポネクチンの
「真皮ヒアルロン酸合成促進作用」という新たな機能の発見に留まらず、
脂肪細胞由来の分泌因子が、ヒアルロン酸合成を通じて、
皮膚の機能においても様々な役割を担っている可能性があることを示しています
。
今後も、皮下組織と真皮の相互作用に着目した研究を深めることで、
新たなスキンケア、ヘルスケアの提案を目指します。
なお、これらの研究成果は第40 回日本結合組織学会学術大会・
第55 回マトリックス研究会大会合同学術集会にて発表予定です。
株式会社カネボウ化粧品 様から提供です。
アディポネクチンホルモン・・・・・・・・耳にした人もあるでしょうか?
アディポネクチン・・・・が発見されたのは、最近です。
1996年 大阪大学医学部分子制御内科 松澤佑次先生のグループでした。
アディポネクチンホルモン・・・・
2003年 東京大学大学院医学研究科・糖尿病・代謝内科の研究グループ
アディポネクチンは生理活性物質から昇格して
アディポネクチンホルモン・・・と・・・昇格したのです。
アディポ=脂肪 ネクチン=くっつく ホルモン
つまり 脂肪細胞から造られる、すばらしい善玉ホルモンなのです。
元気な長寿者にはアディポネクチンホルモンが 多い
アディポネクチンホルモンの働き
1、動脈硬化を予防して改善する
2、糖尿病を予防して改善すら
3、高血圧を予防して改善する
4、高脂血症を予防して改善する
5、メタポリックシンドロームを予防して改善する
6、癌を予防する
アディポネクチンホルモン・・・に関するミーティングがありました。
続編があります。